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荒れた学級に正義を取り戻し、クラスに誇りを持たせるためにはどうすればよいか

 教師に反抗してくる子どもを押さえられなければ、学級は正義を失います。
 正義が失われると、子ども同士注意しなくなり、自分勝手な振る舞いを続けていくことになります。
 教師の目は、どうしても荒れている子だけに向いてしまいがちです。
 荒れている子のために壊されていると思うと、イライラします。
 しかし、学級をよく見ると、荒れの外側にいる子どもたちはけっこう楽しんでいるということがあると思うんです。
 私はクラスの子どもたちの関係を見るためにクラス地図を描くんです。
 荒れたクラスには、
(1)Aグループ(荒れる子どもたち)
(2)Bグループ(荒れの外側にいて黙っている子どもたち)
(3)Cグループ(クラスを引っ張って行けるリーダー)
 のグループが考えられます。
 このうち、黙っているBグループが声をあげられないと学級に正義は取り戻せないと思います。
「嫌なことはいや」と言えたり、「つらいよ」って言えたり。
 そこを教師がどう援助していけるのかというのがカギかなと思います。
 私も何度か荒れたクラスを持って苦しんだことがあって、そのとき、つぎのようにした。
(1)「ケンカ止め隊」(Cグループ):ケンカになったら止める。
(2)「ピーポー隊」(Cグループ):ケンカになったら、ピーポーピーポーと走って、職員室から誰かをつれてくる。
 声をかけられた先生は、いやがらず、クラスに行く約束を取り付けておく。
(3)「いやし隊」(Bグループ):担任も入って秘密につくった。
 殴られたりした子をそっと気遣ってあげる。
(4)「並ばせ隊」(Aグループ):出来ると得することを用意する。
 みんなを四回並ばせることができると、校長先生の許可を得たうえで、好きな場所に行って五分間だけ遊べる。
 荒れたクラスが誇りを持つようにするには、誰からか評価されることが大切だと思う。
 何か誰かの役にたつ活動を組み、そのクラスのいいところを発信し、目に見える肯定感を意図的に組んでいくようにする。例えば、
(1)給食の時間に下級生のクラスにいって、教えてあげる
(2)学校の中の掲示板に、毎週子どもたちの絵を貼る。
 「上手だね」と、見て言ってくれる。
(3)保育園に行って、紙芝居をやる、ダンスクラブがダンスを披露する。
 自分を表現する場所をつくってあげる。
「荒れているけど、やさしいところがあるじゃん」という評価が、心を育てていくのではないか。
 私は、クラスで話し合いをするときには、できるだけ時間をとって班会議や班長会議を開きます。
 子どもたちは自由に言い合えるし、誰か一人くらい賛成してくれるかなという安心感があると、ものが言える。
 それにどんな考えがあるのか知ることができる。
 どんな結論に落ち着くのを望んでいるのかなとか、こんな言い方をするとわかってもらえそうという練習になったりもします。
(篠崎純子:神奈川県公立小学校教師 全国生活指導研究協議会常任委員)

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