新聞の「子どもの詩」をクイズ形式で読み聞かせると、朝の会が活気のあるものになった
朝の会は子どもたちが一日を楽しくスタートさせるための大切な時間です。
しかし、太田康彦はどんな話をしたらよいかわからなかったのです。
子どもたちへの連絡しかしていませんでした。
「できるだけ、子どもたちに楽しいと思ってもらえる朝の会にしよう」と太田が考えているとき、読売新聞の「くらし・家庭」欄の「子どもの詩」コーナーが目に飛び込んできました。
読んでみるとおもしろいのです。
子どもが自分の視線で考えているせいか、すっと心に染みてくるのです。
震災後の心情が綴られた詩、年中行事にまつわる詩などタイムリーな内容が掲載されています。
朝の会では、作者・学校名・学年を紹介した後に詩を読み聞かせて、題名を当ててもらうクイズ形式にしました。
気分が乗らない子どもたちまで目を輝かせて当てようとします。
朝から活気のある朝の会になります。
ただ、当日の朝刊の詩は子どもたちが家で見てきて題名を知っているので、当日の詩は読まないようにしています。
切り抜いた詩がたまると、紙に貼り付けて日めくりカレンダーのようなもの作って教室に掲示しておきます。
すると休み時間にその前に集まり今までの詩を読んでいる子どもたちの姿が見られるようになりました。
(太田康彦:埼玉県公立小学校教師)
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