« いじめが起きてしまったとき、担任はどのように対処すればよいのでしょうか | トップページ | 親はどのように子どもを育てればよいでしょうか »

担任とクラスの子どもたちとの人間関係のつくり方

 子どもたちは、担任との相性で、成長や学力、性格まで変わってしまうことがあります。
 細心の注意を払いながら接する必要があります。
 担任にすり寄ってくる子どものなかには、友だちがいない場合があります。
 むげに「ほかの友だちのところに行きなさい」と言ってはいけません。
 ほかの子どもたちも巻き込んで会話の輪をつくり、その輪が自然なものとなったころ合いを見計らい、その輪から自然と抜けるようにしましょう。
 何かの理由で担任に気にいってもらおうとすり寄ってくる子どもには、生活場面などでしかる場合はきっちりしかるなどして、担任のとりまきになることにメリットがないことを理解させる場面を意図的につくることが重要です。
 いつも担任の周りにいる子どもは、クラス内に相対するグループが存在し、自分のグループの地位を確たるものとするために担任の周りを囲むことが多いようです。
 この場合は、意図的にほかのグループの子どもを輪のなかに入れたり、一人きりの子どもを輪のなかに加えたりするようにしましょう。
 いわば、グループ同士のつながり役に担任がなるのです。連帯感のあるクラスが少しずつできあがってきます。
 遠巻きで見ている子どもは、物事を斜めに見る状態にまでなってしまうことがあります。
 挨拶の声をかけてみたりして「先生の視野や心のなかに自分がいて、見てくれているんだ」という安心感を与えることから始めましょう。
 そのうち、担任ににじり寄ろうとする雰囲気が感じられたら、そのチャンスを見逃さないことです。
 もし気づかず見逃してしまうと、もう心を開いてくれないかもしれません。
 担任は、カリスマ性をもっていなければなりません。
 何か子どもたちが「さすが」と思えるものをもちましょう。
 スポーツや音楽、絵でも手品でもかまいません。
 子どもたちが家に帰って家族に話したり、ほかのクラスの子どもに自慢できるようなものをもちましょう。
(滝井 章:東京都公立小学校教師、全国算数授業研究会理事、日本数学教育学会常任幹事、NHK教育テレビ「教育フォーカス(わくわく授業)」出演。NHK教育テレビ「わかる算数4年生」出演を経て國學院大学教授、都留文科大学特任教授)

 

|

« いじめが起きてしまったとき、担任はどのように対処すればよいのでしょうか | トップページ | 親はどのように子どもを育てればよいでしょうか »

教師と子どもの関係づくり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« いじめが起きてしまったとき、担任はどのように対処すればよいのでしょうか | トップページ | 親はどのように子どもを育てればよいでしょうか »