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朝一番に遊ぶ時間を設けると朝ごはんを食べるようになり、学習の反応がよくなった

 高坂節三が東京都教育委員として品川区にある源氏前小学校を訪問したときのようすをつぎのように述べています。
 源氏前小学校は、朝ごはんを食べることの大事さを教える意味もかねて、朝の一時限の前に、先生が一緒になって校庭で遊ぶ時間を設けていました。
 「朝読」という朝の読書時間を設けている学校は多いのですが、「いきいきタイム」と呼ばれる「朝遊」の時間を設けている学校を初めて知りました。
 運動不足になりがちなビルの谷間の学校の子どもたちには、朝一番に思い切り身体を動かすのも一案である。
 こうすることによって、子どもと先生のふれ合いの時間ができる。
 それに、お腹がすくので朝ごはんを食べてくる子どもの数が増えているという効果も上がっているようです。
 この実践を推進されている吉田一郎(日本体育大学名誉教授)はつぎのような成果を得られたと示されています。
(1)1,2時間目の学習の反応がよくなった。あくびをする子どもが激減した。
(2)不定愁訴で保健室にくる子どもが減少した。
(3)運動量が増加したことによって給食を残す量が減った。
(4)朝食ぬきの子どもが徐々に減少し、七月にはゼロになった。
(高坂節三:1936年生まれ、伊藤忠商事役員を経て東京都教育委員、日本漢字能力検定協会理事長)

 

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