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国語科:「丸ごと読み」と「おもしろ見つけ」の指導   田中智生

 「おもしろ見つけ」は、「丸ごと読み」と対になる指導である。
 「丸ごと読み」は、すでに子どもたち一人ひとりが持っている反応の仕方を教師の仲立ちで、子どもたちの間で交流し、作品の内容を中心にした読みを深めるものである。
 「おもしろ見つけ」は、子どもたちの反応の仕方を意識的に取り上げていく指導法である。
 冒頭部分で反応の仕方を意識化させ、それを使って読みを進めていく。
 作品全体を繰り返し読むことになる「丸ごと読み」では、作品の構成や仕掛けに目が向きやすいのに対して、場面ごとに反応していくことが多い。
「おもしろ見つけ」は、描写などの表現に目が向きやすいという違いがある。
 年間指導で考えると、「丸ごと読み」の授業を基本に、発達段階として新たに獲得させたい反応を「おもしろ見つけ」で取り上げていくという組み合わせが考えられる。
(田中智生:1956 年生まれ。岡山大学大学院教授、専門は国語教育学、教育現場の教師研究会を開催)

 

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