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クラスづくりで、子どもどうしの関係をここちよいものに  菊次哲也

 クラスづくりについて菊次哲也はつぎのように述べています。
 クラスを人間関係としてとらえ、人間関係を育てていくという視点は担任として欠かせないものである。
 どのような人間関係かというと、教師と子どもの関係を縦糸とし、子どもと子どもの関係を横糸として編み上げる織物のような関係である。
 縦糸と横糸があってクラスという織物ができあがるのです。
 学級崩壊は、クラスの人間関係という織物が編み込まれることなくばらばらの状態になってしまった状態のことだ。
 また、いじめは、クラスの集団としての不健全な人間関係のひずみがいじめという現象としてあらわれていると、とらえたほうがよい。
 いじめられた子が転校しても、第二のいじめられる子が集団のなかでつくりあげられていくことが多い。
 新しいクラスの始業式の日、私は必ず子どもたちに話し、一緒に考えてもらうことがある。
 クラスとは何だろうということだ。
 まず、子どもたちに「クラスって何だろう」という質問をぶつけてみる。

 最後に、クラスの子どもたちにこう話す。
「教室はあるけれど、クラスというのはまだできあがっていない」
「今日からみんなで織あげていくんだよ」
「友だちどうしのつながりの糸と、先生とみんなの信頼の糸をたて糸と横糸にして織りあげていく」
「素敵なクラスを織りあげよう。一年間をかけてね」
「今日はその第一日です」
 子どもの関係づくりでまず意識するのは子どもたちの言葉づかいである。
 四月の最初に指導しなければ、それ以降は入っていかない。
 たとえば、六年生の子どもたちには「呼びつけ」をやめるように話し、おたがい気持ちよく呼び合える名前や愛称を決めた。
 朝の健康観察をその愛称で私は子どもたちを呼び、子どもたちどうしもリレー式で同様に健康観察をしたりしている。
 ときには、全員立ってもらって友だちに呼ばれたら次の子を愛称で呼んで座るということをゲーム的に行ったりする。
「ムカツク」という言葉についても、クラスでは使わないようにした。
 自分にとって不快だという、他者を意識しない自己中心的な言葉であるからだ。
(菊次哲也:埼玉県公立小学校教師)

 

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