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教師が子どもたちと仲良くなるためにはどうすればよいか

 子どもと教師がよい関係を築くには、まず教師がおだやかになることです。
 それと、叱るべきところは叱り、ほめるときはほめる。
 子どもは天使でも悪魔でもありません。教師は子どもの善なるものを導き出し、悪い心を浄化してあげなければなりません。
 難しいことですが、教師は愛の精神を持って、やっていかねばなりません。
 人間修養になりますね。少しずつ教師が変わらなければ、子どもは変わりません。
 子どもたちと仲良くなるポイントは、
1 にこやかに挨拶してから始めよう
 挨拶は人間関係をよくする魔法の言葉です。「おはようございます」「さようなら」など明るく、さりげなく言いましょう。
 子どもに強要してはいけません。間違っていたら「ごめんなさい」と謝りましょう。
2 一緒に遊ぼう
 子どもたちは一緒に遊んでくれる先生が大好きです。
3 子ども一人ひとりに、一日三回くらいは声をかけよう
 子どもは先生と話したいのです。
 いつも問題を起こしがちな子にかまけてばかりではいけません。
 よい学級の雰囲気を作りたいのなら、おとなしい子ほど、気軽に明るく声をかけていきましょう。
 先生を拒否している子どもにも顔をひきつらせないで、挨拶くらいは明るくしましょう。
 誰かが何かよいことをしたら、すぐ「ありがとう」と言いましょう。
 子ども一人ひとりをよく見ていれば、子どもから「えこひきしている」なんていう言葉は全く言われなくなりますよ。
4 気分で子どもを叱らないようにしよう
 嫌な思いを教室に持ち込まないようにしましょう。
 私は家庭で嫌なことがあったとき、学校で子どもたちと遊んだり、勉強していると忘れることがたくさんありました。
 家庭と学校の生活を切り替えていきましょう。
5 子どもと話すときは、その子の目を見ましょう
 教室で、子どもたちが先生の周りに集まって話し出すときがありますが、そういうときは一人ずつ、顔を見て聞きましょう。
 話すときもその子の目をやさしく見て、その子だけと話している瞬間を作りましょう。
 「先生はわたしを大事にしてくれた」という思いが、先生への信頼感を生むのです。
 信頼感は毎日の地道な誠実な対応から生まれるのです。
6 おだやかな言葉つかいで丁寧に話そう。なるべく呼び捨てにしないようにしよう
 高学年の子には特に、親しくなろうと思ってタメ口のような話し方をしてはいけません。
 教師なのですから、一線を崩さないようにしましょう。
7 子ども理解はゆっくりと。断定しないで別の面からもみよう
 「あの子は乱暴ばかりしてしょうがない」とか「この子はいい子だから大丈夫」なんて、一方的に思い込むほど怖いことはありません。
 人間は一筋縄で理解できると思わない方がいいですよ。
 教師の見る目と友だちの見る目が全く違うなんてことはたくさんあります。
 思い込まないでいろいろな面から見ていきましょう。
8 その日の行動や子どもの様子は、メモにつけておこう
 私は放課後のちょっとした時間に、何をどのように教えて、どんな反応があったとか、目立った子どもの様子とかなど、メモ書きしておきます。
 そうすると、後で読み返すと不思議なくらいその時の光景が浮かんできます。
9 子どもを楽しませよう
 ある男の先生は手品を見せていました。子どもは大喜び。ある女の先生は本の読み聞かせを毎日していました。
 自分の得意なこと、できることで子どもを楽しませましょう。
 楽しいことは幸せなことです。子どもが幸せと感じていると親に伝わります。
 いい先生に受け持たれてよかったと思われますよ。
 子どもが騒がしいときも、静かにさせるにはちょっとしたゲームやいい話をするといいですよ。
 「うるさい、静かにしろ」と怒鳴るよりよっぽどいい効果があります。
 短時間だと集中してきますよ。
 「続きはまた明日。静かになったらね」などと言っておけば、子どもはまたやりたくて静かになることを覚えていきます。 
10
掃除は子どもといっしょにテキパキとやろう。教室はいつもきれいに
 教室が汚い学級は、荒れていると考えて間違いありません。
 いつも整理整頓を心がけましょう。子どもの掃除は行き届かないところがたくさんあります。
 先生もいっしょにしてみましょう。きれいになり、子どもは喜んでくれます。
11
給食はなごやかな雰囲気で食べよう
 子どもの誕生日とか、ちょっとしたいいことを見つけて、牛乳で乾杯して食事をすると、不思議なことに和やかなよい雰囲気になります。
(
卯月啓子:1949年東京都生まれ、元公立小学校教師。NHK教育テレビ「わくわく授業 卯月啓子さんの国語」(2002)で好評を得る。「卯月啓子の楽しい国語の会」代表。現職教員のための国語教育研究会の常任講師を務め、後進の指導にあたっている)




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