退屈な授業からの脱出方法 佐藤幸司
退屈な授業からの脱出方法について佐藤幸司はつぎのように述べています。
子どもが退屈だなと感じるのは、教師の説明を聞いているだけの授業です。
残念なことに、説明ばかりしている教師の授業は、わかりにくく退屈である場合がほとんどなのです。
わかりにくい説明を毎時間聞かされ続けると、しだいに子どもたちはいらいらしてきます。
そのストレスを、おしゃべりなどの望ましくない行動によって発散しようとします。
すぐにでもできる、退屈な授業からの脱出法があります。
それは、子どもにたくさん語らせることです。
例えば、
「教科書の30ページを開きましょう」と教師が言うかわりに、子どもに
「今日、勉強するのは、教科書の何ページですか」とたずねます。
そして、子どもが答えた後には、
「前時間の授業のことをちゃんと覚えていたね」と、さらりとほめてあげます。
これだけでも、授業にめりはりができます。
さらに、ほんの短い会話ですが、発言した子と教師の間にコミュニケーションが成り立ちます。
授業の展開は、教師からの説明は最小限にして、できるだけ子どもの口から説明させます。
また、授業中、子どもたちに小さな問いかけをたくさん行い、教師の声よりも、子どもたちの声が響く授業をめざします。
教師の発言が減ることに反比例して、子どもの発言が増えてきます。
すると、授業が活気を帯びてきます。
子どもの顔にも輝きがもどることでしょう。
(佐藤幸司: 1962年生まれ、山形県公立小学校教師、教育サークル「道徳のチカラ」代表。道徳授業の教材を開発し提案している)
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