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私の授業が劇的に変わるきっかけとなったこととは   宮本博規

 授業が変わるきっかけとなったことについて宮本博規(注)はつぎのように述べています。
 私の授業が劇的に変わったきっかけは、筑波大学附属小学校と全国算数授業研究会との出会いで、先生方のすごい授業を観たときです。
 当時、私はまず子どもたちに教師が課題をしっかり与え、そこから勝負させればいいと思っていたのです。
 しかし、授業研究会では、子どものほうから問題提示の場面でもアプローチしてくるのです。
 私は教師が問題をしっかり把握させれば子どもたちは授業に乗ってくるだろうと思っていましたので、私は発想を変えなければいけないと思いました。
 教師が問題や考えを与えているうちは、授業はそこまでだと思ったのです。
 いかに自然に子どもの考え、発想を引き出すかが大切だし、授業は動き出す子どもたちのエネルギーをいかに引き出すかだ、と考えるようになりました。
 もう一つは、田中博史さんと一緒にテレビ番組をやって、テレビ局のディレクターの方々の意見を聞いたときです。
 発想がおもしろいし、意見が鋭いと思いました。
 あの人たちは映像で勝負しています。よく、
「それで本当に伝えたいことが見えていますか」
「その教具は本当に自然なのですか」
 と問われました。
 面積の授業のときに、子どもが操作しやすく扱いやすい小さな素材を使おうと思って提案すると、
「先生、それダイナミックなんですか」
 と、指摘されました。
 また、面積を比べる任意単位のものとして、消しゴムや押しピンを挙げると、
「消しゴムや押しピンで面積を比べるというのは、本当に子どもの自然な姿なのですか」
 と、問われました。
 振り返ってみると、私の授業が変わるきっかけは、
「自分が求めていた衝撃的な授業に出会ったり」
「自分にはない視点、自分が気づいていない視点で授業を問われたり」
 したときでした。
(宮本博規:1958年生まれ、元熊本県公立小学校校長・熊本市教育センター所長・全国算数授業研究会理事・基幹学力研究会幹事等を務めた)

 

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