« つらいときほど運がたまる   萩本健一 | トップページ | 国語科:論理的に読む「考える」授業づくりとは    香月正登 »

子どもたちと人間関係が築けない教師の要因とその改善方法   山口菜穂子

 子どもたちと人間関係が築けない教師の要因とその改善方法について山口菜穂子はつぎのように述べています。
1 子どもたちと人間関係が築けない教師の要因
 私の今までの経験から、子どもたちと人間関係が築けない教師には、つぎのような要因が考えられます。
(1)授業力の不足
(2)使命感の不足
(3)約束を守れない
(4)信頼できない
(5)子どもと遊ばない
(6)子どもが好きでない
(7)言葉遣いがきつく近寄りがたい
(8)厳しすぎる
(9)自己開示できない
 などがあります。
2 子どもたちと人間関係が築けない教師の改善方法
 改善する方法としては二通り考えられます。
(1) 教師としての技能不十分な場合
 良い授業を参観し学ぶ。
 授業規律を徹底するコツや話すときの間の取り方、テンポなど、自分との違いを認識し改善するよう努力します。
 また、自分の授業の記録し授業分析します。
 自分の授業を客観的に観ることで、改善点に気づき授業改善に取り組むようにします。
 子どもたちが「分かった、できた」と笑顔になる授業をめざします。
(2)教師としての意欲や態度に課題がある場合
 遊んでくれる教師を子どもたちは好きです。
 子どもと遊んで、子どもの気持ちを理解するようにします。
 脅しの教育はしない。
 叱ったあと、叱った意味があったかを、子どもの言動がどう変化したかで判断すること。
 課題のある子どもほど好きになること。
 本気で子どもたちにぶつかってくれる教師を子どもたちは本能的に見極めています。
 自信をもって体当たりしてみよう。
(山口菜穂子:東京都公立小学校長)

 

|

« つらいときほど運がたまる   萩本健一 | トップページ | 国語科:論理的に読む「考える」授業づくりとは    香月正登 »

教師と子どもの関係づくり」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。