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よい授業を見ることが一番勉強になり、授業観が変わる  宮本博規

 よい授業を見ることで授業観が変わると宮本博規(注1)はつぎのように述べています。
 私は、地元熊本ですごい授業と出会いました。
 田中博史(注2)の「九九を使った問題解決」の授業でした。
 子どもがたとえば、「3×6=18」と好きな九九を言います。
 そこで授業者は1と8のカードを取り去ります。
 九九を5回唱えることで0から9までの数字カードをすべて使うことができるか、というものでした。
 飛び込みの授業とは思えませんでした。
 子どもの目の輝き、反応のよさ、追求意欲。
 私はカルチャーショックを覚えました。
 これまでの自分の実践とのレベルの違いをまざまざと実際の授業によって見せつけられたのです。
 これが、私の中で今でも目標の一つであり、最高に強烈な印象として脳裏に鮮やかに残っています。
 私は、新任の学校で先輩から、よい授業をつくるコツの1つとして「よい授業を見ること」という教えを受けました。
 よい授業をするためには「こんな授業がしたい」というビジョンがなくてはならないのです。
 まずは、みなさんの身近なところから探すのが一番でしょう。
 同じ学校で見いだすことができれば、それは幸運です。
 その教師の授業づくりを学ぶことです。
 次は、同じ地区の算数研究会の先輩や、県で著名な算数実践家の授業をみて、目を肥やしてほしいと思います。
 私が全国算数授業研究会に出かけていったのが、教師11年目のときでした。もっと早くから参加すべきだったと悔やんだものでした。
 今は情報化社会の時代。目標となるよい授業はインターネットでも手に入りますし、ビデオやDVDでも販売されています。
 しかし、お金と時間があれば、やはり「生の授業」が一番勉強になります。
(注1)宮本博規:1958年生まれ、元熊本県公立小学校校長・熊本市教育センター所長・全国算数授業研究会理事・基幹学力研究会幹事等を務めた。
(注2) 田中博史:1958年生まれ、山口県公立小学校教諭、筑波大学附属小学校教諭、同校副校長、「授業・人塾」教師塾代表、全国算数授業研究会会長、筑波大学学校数学教育学会理事、学習指導要領実施状況調査委員などを歴任。専門は算数教育等。

 

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