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子どものやる気を引き出す叱り方をするには、どうすればよいか    東ちひろ

 子どものやる気を引き出す叱り方について、東ちひろはつぎのように述べています。
 教師が責めるような叱り方をすると、子どもはいつも同じことを繰り返し、もぐらたたき状態に陥ってしまいます。
 子どもたちは先生に責められていることを強く意識して、先生に叱られた理由を突きつめて考えることにはならないのです。
 そこで、「なぜ!」という問い方を「何」という問い方に変えることを試してみましょう。
 そうすれば、子どもの言い分や事情を聞き出すことができます。
 例えば、
「『なぜ』そんなことをするの?」を、
「『何』に一番気を付ければいいと思う?」
「『なぜ』給食当番を忘れたの?」を、
「給食当番を覚えておく『何』かいい方法はないかな?」
 と言うと、子どもは自分の頭を使って、能動的によい方法を考えようとします。
 教師に注意されたことで、子どもがキレてしまったときは、
「やめなさい」と否定し、すぐ制止しないで、気持ちが落ち着くまで待ちます。
「何が嫌だったの、どうしてほしかったの?」など、理由を尋ねます。
「ふ~ん、そうだったのか」など、子どもの気持ちを理解しようとします。
「本当は、どうしたらよかったと思う?」など、どうするべきだったか本人に気づかせます。
 ガミガミ・ネチネチ・ナガナカは、効果的な叱り方ではありません。
 子どものやる気を引き出すには、「短い言葉で行為を叱る」という方法で、具体的に何がダメなのかを伝えましょう。
 そして、「望ましい行動」を短い言葉で伝えることもできればよりよいでしょう。
 例えば、黙ってとなりの席の子どもの消しゴムを借りてしまってトラブルになったとき、
「黙って人のものを使うことがダメなのよ」(短い言葉で淡々と行為を叱ります)
「『貸して』と聞いて、相手が『いいよ』と言ってからよ」(望ましい行動を短い言葉で伝えます)
 教師の気持ちをまっすぐ子どもに伝えるには、
「『先生』(私)を主語にする」だけで、教師の本当の気持ちがまっすぐそのまま子どもに伝わります。
 逆に、「あなた(子ども)」を主語にした場合は、どうしても、その後に相手を責める感じの言葉が続きやすく、誤解をまねく原因になりがちです。
(東ちひろ:幼稚園・小学校教師、教育委員会を経て、「東ちひろマザーズセラピー」主宰。上級教育カウンセラー、今まで相談を受けた子ども・保護者・学校の先生の数は3000人の相談実績がある。)

 

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