充実した素晴らしい教師人生を送るにはどうすればよいか 古川光弘
充実した素晴らしい教師人生を送るにはどうすればよいか、古川光弘はつぎのように述べています。
せっかく教職というすばらしい職業を選んだのですから、素晴らしい教師人生を送ろうではありませんか。
充実した教師人生を送るために、私からつぎの5つのメッセージを送ります。
(1)追い求める目標を持つ
目標とする教師を持つことが大切です。
この人と思ったら、とことん追い続けてみることです。
それが自分自身の確立に役立ちます。
自己流では壁にぶつかると伸びません。
(2)同じ志を持つ仲間をつくる
ホンネでものが言い合える仲間を持つということは、何事にも変えがたい価値があります。
私は22年前に教育サークルを結成し、月に2回ほど集まって、わいわいと教育のことを話しています。
一人ではできない研究も、仲間となら続けることができます。
ぜひ、そのような素晴らしい仲間を見つけて、サークルをつくってください。
(3)身銭を切る
学ぶことにお金を惜しんではいけません。
本、研究会参加費などに身銭を切りましょう。
お金はプロとしての自己を確立するための投資です。
(4)本を読む
教師は教育のプロなのですから、常に教育雑誌の2,3冊に目を通して、最新の情報を取り入れることはしてほしいと願っています。
それから、教育書も月に2,3冊は購入して指導技術を学んでほしいと思っています。
(5)頼まれたら断らない
頼まれるということは、あてにされているということです。
研究授業など、どんなことでも、自分のためにならない仕事はありません。
すべて血となり肉となっていきます。
積極的にチャレンジしてほしいと願っています。
忙しい人に仕事を頼めと言われます。
忙しい人の方がいい仕事をするからです。
(古川光弘:1962年生まれ、兵庫県公立小学校教頭、「教材・授業開発研究所」事務局長。「子どもの心をどうつかむか」を生涯のテーマとし、日々の実践にあたる)
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