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いじめをする子どもの指導をどうすればよいか

 いじめをする子どもは、最初は遊び半分で相手をからかうようなことから始めることがある。
 日常が何となく面白くなく不満をもっている場合は、エスカレートしていく。
 仲間を誘い、複数でいじめをするようになると気が大きくなり、集団でいじめをするようになる。
 いじめをする子どもの多くは、学業不振のはけ口として、弱い者をいじめる。
 そのうえ、基本的な倫理観を身につけていないことが多いため、無理難題を押し付け、金品を要求し、恐喝まがいのことも行うようになる。
 いじめをする子どもには、みんなの前ではなく、個別に話をする方がよい。
 いじめをする子どもは取り繕ったり、自分の正当性を述べることが多い。
 そのときは、相手の子どもの心の痛みについて、丁寧に話をする必要がある。
 叱る調子ではなく、いじめをする子どもの心に寄り添いながら指導することも必要になる。
 しかし、いじめが悪質で反抗的な態度をとり続けるときには、「社会の規範に外れること」であると、毅然と真剣な気持ちで語ってやらなければならない。
 いじめをする子どもは、自信をなくしていることが多い。
 そのため、その子どものよい面をとらえ、期待していることを話すなどして、自尊感情を高める必要がある。
「先生は自分の味方だ」と感じるようにし、自信を持たせ、プラス思考に方向づけていきたい。
「先生は本気で気にかけてくれている」
「自分を信じてくれている」
 といった気持ちが子どもに芽生えるよう、教師は真剣にその子どもの気持ちを分かろうと努めなければならない。
 そのためには、子どもの心に響くように語って聞かせる力がなければならないし、子どもが心から信頼する温かい人間性を持ちあわせた教師でなければならない。
(
伊藤三平:元西宮市立小学校長)




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