« 学級崩壊を手助けしても最後は担任が自分で自分を変えていくしかない    塚田 亮  | トップページ | 協同的な学びをつくるためにはどのようにすればよいか    和井田節子 »

社会人を経験して教師になった人は話題も豊富で、人間性も豊かで魅力的な人が多いように思う  岡部芳明

 社会人を経験して教師になった人は話題も豊富で、人間性も豊かで魅力的な人が多いように思うと岡部芳明はつぎのように述べています。
 僕は福祉事務所の職員から静岡市の小学校の教師になった。
 その頃は、社会人を経験してから教師になる人は、まだ珍しかった。
 しかし、最近は社会人を経験してから教師になる人も増えてきた。
 そういう人たちは、教育に夢と情熱をもち、あきらめずに回り道をして教師になった人がたくさんいる。
 回り道した分、話題も豊富で、人間性も豊かで魅力的な人が多いように思う。
 教師には、民間会社同様に専門知識だけでなく、創造性や協調性、コミュニケーション力等も問われていると思うが、教師にとって大事なことは、教育に夢を抱き、情熱を持ち、子どもとともに自分を高めていこうとする姿勢ではないかと思う。
 私は心豊かで、たくましく、思いやりのある人間を一人でも多く育てたい。
 以前から書きためていた話を本にしました。
 これからも、子どもたちの心を揺さぶる話をしたり、心ときめく体験をさせたりしていく中で、ともに心豊かに成長していきたいと思っています。
 日々の授業は、目の前の子どもに思い寄り添いながら、教科の本質を押さえ、「教えるべきことはきちんと教える」そのうえで「考えさせる」そのような単元展開を構想していきたいと思います。
 今後、年を重ねても、新しいことを学んでいく謙虚さと、子どもたちの豊かな発想に負けない柔軟性、そして、教育に情熱と夢をもち続けていこうと思います。
(岡部芳明:1965年生まれ、福祉事務所を経て、静岡県公立小学校教師)

 

|

« 学級崩壊を手助けしても最後は担任が自分で自分を変えていくしかない    塚田 亮  | トップページ | 協同的な学びをつくるためにはどのようにすればよいか    和井田節子 »

先生の実態」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。