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よりよい学級づくりのために集団活動に必要な力を育てる   椙田崇晴

 よりよい学級づくりのために集団活動に必要な力を育てることについて椙田崇晴はつぎのように述べています。
 学級は日々成長していくものです。
 そのためには必要な力を育てていくことが大事です。
 よりよい学級をつくっていくためには、集団活動に必要な力を一人ひとりの子どもに育てていかなければなりません。それには
(1)人間関係をつくる力
 相手の考えや方法を受け容れる力。
 仲間との組織を活用していく力。
 楽しい学級生活を送るために、友だちと協力していく力。
(2)話し合いで問題を解決できる力
 目的を達成させる力。
 決められた役割をやり遂げる力。
 考えの比較から自他のよさを知り、考えを修正したり改善したりする力。
(3)進んで学級づくりにかかわる力
 新しい考えを発想する力。
 学級生活の向上のために質の高い考えを生み出す力。
 目的達成のための方法を考え自主的に計画を立てる力。
 身の回りの出来事から学級の問題を見いだし提案する力
が必要です。
 このような力を育てるために、最も有効な方法は「イベント活動を仕組む」ことです。
 そのための活動づくりは
(1)みんなのためになる活動づくりであること
 どうしてそのイベントをやりたいのか提案に隠れている学級の問題点を明らかにして、そこからイベントの思いを引き出すのです。
 提案理由が明確になったら、イベントの名前を「めあてが見える」ものにします。
 計画を話し合うには時間が足りなくならないように、めあてに関連したものだけを話し合うようにします。
 例えば「男女が仲よくなるドッジボール大会」であれば「チーム分け」と「練習期間」を柱にするとよいでしょう。
(2)自分たちでつくる活動づくりであること
 大切なことは、全員がイベントにかかわるようにすることです。
 話し合いをするときは、企画の内容を事前に掲示しておき、全員が意見をだして話し合いに参加できるようにする。
(3)失敗を生かした活動づくりであること
 イベント活動は一回目からうまくいくとは限りません。
 子どもたちに「失敗を生かしていく」力を育てていく必要があります。
 そのためにイベントの「振り返りを行う」ことと、学級の目標をイベントのめあてとして位置づけ「継続化を意識させる」ことに取り組みます。
(椙田崇晴:1959年福岡県生まれ、山口県公立小学校長。福岡県・山口県で小学校教師、特別活動の実践に取り組む。「学級活動ネットワーク」実行委員、「中国学級活動ネットワーク」・「山口学級活動ネットワーク」を設立)

 

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