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まず子どもとの信頼関係を築くことが大切   岡崎 勲

 まず子どもとの信頼関係を築くことが大切と岡崎 勲はつぎのように述べています。
 私は警察署の少年補導員をしています。
 当然のことですが、子どもにとって、私は何者か、一切わからないわけです。
 その中で子どもと何度も話をしながら、その子にとって多少私が役に立つというか、相談に乗ってもらえそうな大人だなという人間関係をまずつくります。
 そこから、その子の中で何が問題なのか、その子の問題点を見抜くよう子どもと接しています。
 ふとした一言から原因が分かったり、親との接触の中で分かったりすることがあります。
 ただ、子どもは問題点を指摘されても、なかなか自分のことは気がつきませんし、直しません。
 毎日の具体的な行動の中で、その子にとって今すぐできるやさしい問題から
「これをやってごらん。そうすると先生も、親もびっくりするよ」
 と提案するわけです。
 それについては、先生や親に連絡を取っておきます。
 私が関わっている子どもたちは、小さいときからほめられた経験はあまりありません。
 些細なことで、ほめられると非常に喜びます。
 次のステップとして、
「きみは今中学生だ。これからの人生はきみ自身がつくるものなんだよ。ああいう大人になりたくないと思ったら、ならなきゃいい」
「きみはどういう人間になりたいんだ?」
 と、具体的に夢を持たせるようにして、実現に向けて努力をさせるようにします。
 子どもに自分が伝えたいことを話したときに、子どもがその場で理解できないというのは、自分の子どもに対する話し方が悪い。
 いろいろな言葉で子どもの心に伝わる話し方をする必要があると思っています。
 それによって、子どもは少しずつ正面を向いて話ができるようになり、自分の悩みも訴える。
 そういう人間関係をつくっていくのが一つだと思います。
 もちろん親にも、
「これは親の大変な問題ですよ。子どもを育ててないんですよ」
 ということもはっきり指摘します。
 親にとっては、うるさい人だと思われるかも分かりませんが、その子どもに何か問題があったとき、
「これは大変」ではなく「今がチャンス」と、その問題を通して規範意識を植え付ける。
 そういうことが大切なのではないかと思います。
(
岡崎 勲:神奈川県の警察署の少年補導員として約30年にわたり家業のかたわら少年の非行防止のボランテイア活動)

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