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新任教師が感じている困難や負担と校長からみた初任者教員の評価   窪田眞二

 新任教師が感じている困難や負担と校長からみた初任者教員の評価について窪田眞二(監修、学校教育課題研究会編)はつぎのような調査結果を示しています。
 初任者教員のつまずきや育成上の課題を把握することは初任者教員育成の指導体制を整えることになります。
 東京都が新任教師の意識調査(平成19年3月)をした結果はつぎの通りです。
1 新任教師が授業で困難や負担を感じた(とても・少し感じている)のは、
(1)小学校
 基本的な指導技術、学習状況の把握と対応、指導計画・学習指導案、授業規律の保持や徹底・・・(80%以上)
 教材・教具・ワークシート、授業の進度、課題等の事後指導、特定の教科の指導・・・(70%以上)
(2)中学校
 授業規律の保持や徹底、学習状況の把握と対応、指導計画・学習指導案、教材・教具・ワークシート・・・(70%以上)
 授業の進度・・・(60%以上)
 課題等の事後指導・・・(50%以上)
2 新任教師が学級経営で困難や負担を感じた(とても・少し感じている)のは、
(1)小学校
 学級集団の把握や指導の仕方、個々の子どもの理解や指導・・・(80%以上)
 年度当初の学級づくり・・・(70%以上)
 学校行事での指導・・・(60%以上)
 休み時間の指導・・・(30%以上)
(2)中学校
 学級集団の把握や指導の仕方、個々の子どもの理解や指導・・・(70%以上)
 年度当初の学級づくり、学校行事での指導・・・(50%以上)
 休み時間の指導・・・(30%以上)
3 新任教師が保護者・地域の対応で困難や負担を感じた(とても・少し感じている)のは、
(1)小学校
 保護者会や個人面談等の計画・実施・・・(70%以上)
 保護者への連絡や苦情への対応・・・(60%以上)
 PTA・地域の行事・・・(30%以上)
(2)中学校
 保護者会や個人面談等の計画・実施、保護者への連絡や苦情への対応・・・(70%以上)
 PTA・地域の行事・・・(20%以上)
4 校長からみた初任者教員の評価(やや不足・とても不足しているのは
 集団指導の力・・・(70%以上)
 学級づくりの力、子どもを指導する力、学習指導・授業づくりの力、教材解釈の力・・・(50%以上)
 子ども理解力・・・(60%以上)
 豊かな人間性や社会性、常識と教養、対人関係能力・コミュニケーション能力・・・(40%以上)
 同僚と協力していくこと・・・(20%以上)
(窪田眞二:1953年東京都生まれ、筑波大学名誉教授を経て常葉大学特任教授・副学長。専門は教育行政学)

 

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