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声が変われば自信が生まれ人生が変わる    白石謙二

 声が変われば自分に自信が生まれ、その結果、人生さえも劇的に変えることだってできると白石謙二はつぎのように述べています。
 日本には、話すための声のトレーニングを指導する専門家はほとんどいません。
 しかし、欧米では、政治家、企業のトップなど、人前で話す機会が多い人は、ヴォイスティーチャーがついて「声トレ」をするのが常識です。
 声はトレーニング次第で悪い声とされている声でも、トレーニング次第で「よい声」に変えることができるのです。
 話を聞くとき、話の内容に影響を受ける人は7%しかなく、じつに93%の人が「声や態度」に影響されるといわれます。
 私は、これまで多くの人に声のトレーニングを指導してきました。
 その指導の基本は、その人が持っている内面のすばらしさに、その人の声をどうやって近づけるか、ということにあります。
 大半の人は、表現しきれていません。
 その最大の原因は、声のパワー不足にあります。
 パワーがない声は、相手の心に届かないのです。
 よい声を出すためには日頃からの訓練が大切です。
 大切なのはまず発声、それから滑舌と表現力です。
 発声を鍛えることで、声にパワーが生まれ、説得力のある話し方ができるようになります。
 具体的には、相手に「しっかり伝わる声」、相手の心をつかむ「よく通る声」を訓練します。
 滑舌が悪く、何をいっているのか聞き取りにくい声は、相手に話を聞いてもらえなくなります。
 滑舌を改善すれば言葉がはっきりし、ハキハキとした印象を与えることができます。
 人は誰でも「あ行」~「わ行」までの間で、いいにくい言葉があるものです。苦手な行や言葉を克服するための訓練をしていきます。
 表現力は、自分が伝えたいことを相手に伝わりやすくするための技術です。
 感情の込め方、間のとり方、身ぶり手ぶりなどです。
 私の経験からいうと、あまり表現力にとらわれすぎると、肝心の声の力がおざなりになる傾向が強いようです。
 自分の声を知る一番よい方法は、レコーダーなどに自分がしゃべっている声を録音することです。
 さらに、新聞や本を朗読することをお勧めします。
 長い文章を朗読することで「声量のあるなし」「発音や滑舌のよし悪し」「間のとり方」など自分の弱点が明らかになるからです。
 ひと口に悪い声といっても、つぎのようにさまざまなタイプがあります。
 自分の声がどのタイプに該当するのか、しっかり把握することが大切です。
(1)小さい声
 消極的で引っ込み思案と見られがちです。→「腹式呼吸で発声する」
(2)か細い声
 弱々しい印象を与える。→「声のトーンを下げ、下アゴを動かし響く声に」
(3)暗い声・こもる声
 陰気な印象を与える。→「鼻腔を共鳴させ、抜ける声に」
(4)うるさい声
 耳障りで不快感を与える。→「小さい声でも聞き取れる声に」
(5)ダミ声
 高圧的な印象を与え、反発を買う危険がある。→「ふあっとした声でトーンを上る」
(6)甲高い声
 高すぎて相手のカンにさわる恐れがある。→「声のトーンを下げる」
(7)かたい声
 冷たくて頑固な印象を与える。→「身体をほぐし感情を込めやわらかい声に」
(8)老け声
 声量・声のハリがなく、元気のない声。頼りなさそうな印象を与える。
(9)鼻声
 鼻にかかった甘えた声です。相手に甘えた幼稚な印象を与えます。
 弱点がわかったら「声トレ」に入りますが、ただ漠然と行ってはいけません。
 大切なのは「声を大きくして、元気なイメージを持たれたい」など、目的意識をしっかり持つことです。
 そして、もうひとつ重要なことは、意識を変えることです。
 いくら明るい声を出すための技術をマスターしても、暗く沈んだ気持ちのままでは、明るい声は出ません。
「技術」と「意識」は、車の両輪のようなもので、両方をしっかりと学ぶよう心がけてください。
(白石謙二:これまでなかった、話すため専門のヴォイストレーニング&ティーチングを行う「青山ヴォイスメイクアップアカデミー」を開校。ヴォイスティーチャーとして活躍。パワフルヴォイスヴォーカルスクール代表でもある)

 

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