カテゴリー「教師の心の安定」の記事

教師の心の病には「うつ病」がある、具体的な症状と治療法とは

 心の病で思い浮かべるのは「うつ病」ではないでしょうか。
 心の風邪と呼ばれたこともあり、うつ病患者は年間100万人以上で、診断を受けていない人を含めると500万人以上が罹患していると推定されています。
 うつ病の一番特徴的な症状は、気分の落ち込みです。数日、時には数時間や数十分単位で変化します。
「体が疲れやすく、運動もできない、する気が起きない」「テレビもうるさくて見たくない」
といった状態になります。
 特に、朝の気分が優れず、夕方以降は少し改善することがあります。
「うつ病の人を励ましてはいけない」ということはよく知られています。無理に気分転換を図ったり、活動をしたりすることで具合が良くなるものではありません。
 取るべき対応は通常とはまったく異なる場合があるので、注意が必要です。
 まれに、気分の落ち込みが目立たない「仮面うつ病」と呼ばれるうつ病もあります。
 この場合の症状は「食欲が落ちて体重が減った」「だるい」「疲れやすい」など、身体の症状が中心となります。
 また、最近は「非定型うつ病」と呼ばれるうつ病があります。過眠・過食などの症状が見られ、夕方から夜にかけて気分が滅入る人が多くなります。
 対人関係に過度に敏感になり、周囲を責めるような言動が見られたり、好きなこと楽しいことに関心がもてたりと、従来のうつ病と異なる特徴が見られます。
 一方、「体が鉛のように重い」「イライラ感があまりに強く仕事が手につかない」などの症状が出るため、仕事への支障は小さくありません。
 その他に、「躁うつ病」があります。過度に気分が高揚して活動性が高い「躁状態」と、「うつ状態」をくり返す病気です。最近では「双極性障害」と呼ばれることが多い。
 うつ病は、過労やストレスがきっかけとなって発症するのが一般的です。
 何か「原因」を探したくなるものですが、明らかでない場合もあるのです。
 うつ病の主な症状は
(1)気分の落ち込み
 悲しい気持ち、希望を持てない気持ちが、常につきまといます。何をしていてもつらく、重症化すると仕事や生活にも支障を来たします。
(2)興味と喜びの喪失
 何をやっても楽しめず、むなしさがぬぐい去れなくなります。好きだった趣味もする気が起こりません。
(3)活力の減退
 活力が落ち、疲れやすく、活発に動けなくなります。何をするにもおっくうで、ちょっとしたことにも、取りかかる時間がかかってしまいます。
(4)思考力・集中力・注意力の低下
 本や新聞などの活字が読めなくなったり、人の話が頭に入らなくなったりします。受け答えが遅くなり、ちょっとしたことでも判断や決断が下せず、迷うことが増えます。
(5)自責感
 自分を責めやすくなります。自分が悪いと考えるようになります。
(6)体調の変化
 頭痛や腰痛などの体の痛みなど、さまざまな身体症状が現れます。そのため、当初は精神疾患だと気づかず、内科などを受診する人もいます。
 また、睡眠障害が起き「寝つけない」「熟睡できない」などが、しばしば起こります。
 このほか、重大な症状として「死にたい気持ち」があります。病気のなり始めと、ある程度よくなってきた回復期に多い。今は病気であることを繰り返し伝え、死なないでほしいと約束を交わすことが大切です。
 うつ病になりやすい性格として、次の(1)(2)の性格の人があげられます。
 つぎのような性格の人が必ずうつ病になるわけでも、それ以外の人たちが絶対ならないわけでもありません。
 ただし、うつ病になった人がこうした性格に当てはまる場合、落ち着いた頃に、自分の性格や思考パターンを見つめ直してみると、その後の再発防止に役立つと考えられます。
(1)真面目で几帳面
 何事も適当に済ませられず、徹底的にやり抜こうとするため、知らず知らずのうちに、自分を追い込んでしまいがちです。また、思った通りにいかないときに、大きなストレスを抱かえてしまいます。
 教師は真面目で几帳面な人が多いので注意が必要です。
(2)協調性が高い
「他人に合わせようとする」「周囲との摩擦を避ける」なども、うつ病になりやすいタイプとされています。
 他人への過剰な気づかいから自分の気持ちを抑え過ぎていたり、トラブルが発生した際に、過度に自分を責め、必要以上に責任を感じたりしやすいのです。
 頼まれ事をされた際に断れないことも少なくありません。
 うつ病の代表的な治療法は
 治療が始まってからも、病状には波があり、良くなったり、悪くなったりをくり返しながら改善していくのが一般的です。焦らずその時々の状態に合わせた療養に努めていただきたい。
(1)薬物療法
 うつ病の治療で中心となるのは薬物療法です。
 うつ病では、モノアミンと呼ばれる神経伝達物質が減少していると考えられます。
 この働きを高めるのが、抗うつ剤です。効果が現れ始めるまでに約2週間以上が必要で時間がかかりますが、比較的高い確率で改善が見られます。
 飲み始めの頃は、吐き気や胃の痛み、その後も眠気や便秘などの副作用が出る場合があります。
(2)電気けいれん療法
 頭に電極をつけて電流を流し、人為的にてんかん発作を起こす治療法です。抗うつ剤が無効な場合や、飲食ができず衰弱する危険性、自殺の危険が切迫している場合など症状の重い場合に実施されることが多い。
(3)精神療法
 ストレスを受けた際の考え方を見直し、バランスの取れた思考や行動を実践できるようになることを目的とした療法です。
(真金薫子:東京都教職員互助会三楽病院精神科部長、東京都教職員総合健康センター長、東京医科歯科大学臨床教授)

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教師がストレスで悩んだとき、相談先の見つけ方と、どのような人が名医か

 教師がストレスで悩み、相談したとき、どのような人が名医なのでしょうか。
 名医とは、自分の今抱かえているストレス内容を話した後、あー本当にこの人に話してよかったと思える人である。
 これから、この人と話し合うことによって、何か解決の見通しが立ちそうだと、まず思えることである。
 具体的な条件はつぎの3つである。
(1)相性がよいこと
 相性がよいと、気を使わなくてすむ。ストレスで疲れ果てているわけだから、無用な気を使わずにすみ、安心して話せる人が名医である。
(2)こちらが答えやすいことから、質問してくれる人
 初対面であるにもかかわらず、こちらの心理を無視して、能率優先で質問してくる人はよくない。
 いくつか解決したい複数のストレスがある場合、まず、こちらが聞いてほしい順番から質問してくる人は名医である。
 こちらが一番困っていることをわかってくれることにつながる。
(3)物事を常識的に、はっきりと言ってくれる人。こちらの細かな質問に対しても丁寧に納得するまで説明してくれる人。自分の意見を述べてくれる人。
 以上の3つを兼ね備えている人を自分の名医と考える。
 ここでいう名医とは、精神科医に限らず、ストレスを解決するための援助者すべてを含む。
 ストレスの内容は次の6つに分類できる。
(1)自分自身の健康上の問題
 具体的には、不眠、頭痛、肩こり、腰痛、食欲低下、めまい、耳鳴りなどの体調不良。
(2)家庭内での問題
 例えば、夫婦のストレス、子どもの問題行動(非行、ひきこもり、不登校、家庭内暴力など)
(3)職場内での人間関係
 職場の空気になじめない、同僚教師とのストレス(相性が合わない、いじめられるなど)、管理職とのあつれき(不仲、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントなども含む)
(4)授業や生活指導に対する悩み
(5)教師としての適性についての悩み
 仕事が自分の思い通りに展開しなくなったとき、人は悩み、苦しむ。
 そのとき、信頼できる先輩、同僚、管理職などに恵まれている場合は、自分自信を取り戻すことができ、成長する。
 だが、そうでない場合は、自分の能力のなさを嘆き、落ち込み、自信をなくし、仕事がまったく手につかなくなってしまう。
(6)保護者との対応で生じるストレス
 保護者とうまくコミュニケーションがとれない場合、保護者自身に常識的なやりとりができない原因として、知的障害、精神障害、人格障害などがある場合など。
 そういう保護者に対しては慎重に言葉を選ばねばならず、教師のストレスは増していく。
 以上6つのうち、どのストレスが一番自分にとってつらいのかによって相談窓口を探し、決める。
 具体的な相談窓口は、どのようなところがあるのでしょうか。
 一般的には、教育センター、教育学部のある大学の教育相談室、専門的相談にのってくれる臨床教育実践センターなど専門機関を有している大学。
 相談内容によっては、信頼できる先輩や管理職の援助で解決できる場合もあります。
 また、弁護士、学校メンタルヘルスに精通した精神科医のいるクリニック、病院がよいこともある。
 一番確実なのは、信頼できる大人が関与している、質のよい口コミによる情報である。
 インターネット情報や情報誌による内容は本当に正しい情報かどうかはわからない。
 また、日常生活において何かストレスを意識した場合、最初に相談する相手は、自分に身近にいる同僚なり管理職に相談する場合が多いが、私見であるが、スクールカウンセラーが相談窓口となってほしい。
 どうしても口コミが得られないときは、機械的な情報を頼りにこつこつと探すしかないだろう。
(岡田 謙:医師(精神保健医)。教師と児童の精神疾患治療で有名な関東中央病院の部長を務め、東京都医師会学校精神保健検討委員会委員。平成18年から「くじらホスピタル」の初代院長に就任)

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学校の異動は精神的に不調になる危険がある、どうすればよいのでしょうか

 G教師は40歳代半ばのベテランである。異動先の学校では学年主任としてリーダー的な役割を期待されていた。
 担任した学級は最も難しいクラスで、課題のある子が多数いたが、経験5年未満の若手教師中心の校内では誰にも相談できない状況であった。
 初めての地域で、異動してきた直後で分からないことばかりです。
 当然、仕事は時間も手間もかかるようになってきました。
 こうした中で、学年主任として仕切るのには、大きなプレッシャーがありました。
 4月下旬になると早くも学級経営に暗雲が立ち始めたのを感じるようになりました。
 しかし、相談相手がいません。長い教師人生で初めて不安に襲われました。
 G教師は高学年を担任することが多く、強い指導を持ち味として学級経営を進めてきました。
 早い段階から規律を浸透させ、ルールを守らない子には少し強めの言葉で指導し、厳しさの中で、力を伸ばす学級づくりをしてきました。
 それだけに4月に規律が乱れ始めたことに動揺したのです。不安で眠れなくなることがありました。
 5月の連休明けには、明らかに数人の子どもが指導に従わなくなりました。
 子どもたちのふざけた態度に、ますます厳しく指導しますが、厳しい指導が通用しないことへの焦りで、どうしたらよいのか分からなくなっていました。
 1学期の保護者面談で「うちの子に厳し過ぎるのではないか」という声が複数の保護者から寄せられました。
 そして保護者会で、一番手を焼いていた子どもの保護者がこれに同調し、あっという間にG教師を糾弾する場と化してしまいました。
 G教師にとっては初めてのことです。その晩は、寝つけず眠りについたのは明け方になってからでした。
 そして翌朝は身体が重く、強烈な頭痛に襲われ、起き上がれませんでした。1学期もあとわずかという時期でした。
 学校を休み始めて数日後、病院で「適応障害」と診断されました。通院しながら自宅で療養することになりました。
 これまで、教師として順調なキャリアを歩んできたG教師にとって、精神疾患となって出勤できなくなるとは、到底受け入れがたいものでした。
 社会から取り残されている寂しさと焦り、何もできずに休んでいる自分への情けなさ、こんなはずはないと自分の現状を否定する思いが交錯し、葛藤する日々が続きました。
 休み始めて2カ月ほどすると、現状を受け入れる気持ちが芽生え始めました。
 徐々に症状は軽くなり、年明けの復職を考え始めました。
 しかし、いざ復職を考えた途端、自分の置かれた立場が頭に浮かんできました。
 言うことを聞かない子ども、大きな声で責める保護者、他人行儀な同僚。
 教室に戻ったときの光景が頭に浮かぶと、再び不眠と頭痛に襲われました。
 自分の指導スタイルが通じなかった挫折感はまだ生々しく、子どもとの関係が修復できるとは思えませんでした。
 医師と話し合い、年度末までの休職を決意しました。
 学年が変われば状況も変わる。新しい年度になったら、また一から頑張れるのではないかと考え、G教師は翌年度に復職しました。
 異動は精神的に不調になる危険があります。どうすればよいのでしょうか。
 学校を異動すると、前任校で得られていた自分への信頼がゼロからのスタートになります。
 当たり前だった日常が、当たり前でなくなります。G教師のように対処しきれず、不適応に陥ることがあります。
 わからないことは素直に認め、相談して教えを乞い、新たにキャリアを積んでいく気持ちを持つ姿勢が必要なのかもしれません。
 初年度は、自分になるべく負担を課さないように心がけるとよいでしょう。
(真金薫子:東京都教職員互助会三楽病院精神科部長、東京都教職員総合健康センター長、東京医科歯科大学臨床教授)

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悩んでいる教師の悩み方にはパターンがある、悩まないためにはどうすればよいか

 私は多くの教師の「悩みの相談」を受けて、悩みを聞いていく中で、
「悩みを抱かえる人たちの悩み方にはパターンがある」
「いくつかの知識があれば、悩んだ時の傷つき方は異なってくる」
ということに気がつきました。
 悩み方のパターンと、悩みのパターンに陥らないためにどうすればよいのでしょうか
1 悩み方にはパターンがある
(1)「自分だけが」と思い悩む
 悩みを抱かえている教師たちは、周りの教師はうまくやっているのに、自分だけがうまくいかない。自分だけがこんなに悩んでいる、と思っています。 
 そして、自分の悪いところを探し、見つけたところを無理に直そうとする。ところが、うまくいかず、さらに苦しむ。
 そんな思いの中で「自分には能力がないんだ」「先生に向いていないかも」と自信がなくなっていくのです。
(2)エネルギーの不足
 教師にとって学校に行くということは、子どもとの関係、保護者との関係、同僚との関係など、さまざまな関係を切り回すことになります。
 そのために相当なエネルギーがいります。
 何らかの原因で自分が傷つき、さらに自分を責めたりするようになれば、関係を調節していくのに必要なエネルギーが、どんどん失われていきます。
2 悩みのパターンに陥らないためには、どうすればよいか
 まず「悩んだときに、自分の悪いところばかりを責めてもいいことはない、ということを知る」ことが大事と思うのです。
 悩み始めると、自分に悪いところがなかったか反省したくなります。しかし「反省しても元気はでない」ものです。エネルギーが失われていきます。
 まじめな人ほど、そのパターンに確実にはまってしまいます。
 エネルギーをなくせばなくすほど、問題への対処能力は下がっていき、ますます解決困難になっていきます。
 問題を解決するためにも、まず一番に考えるべきは「自分が元気でいること」なのです。
 自分を落ち込ませないよう「自分を守るための努力」がとても大事なことだと思うのです。
 私がよくするアドバイスは、
1 信頼できる人に話を聞いてもらい、グチる。
 話をしっかり聞いて、共感してくれる人を持ち、その人に頼ることが必要です。
 弱い自分をそのまま認めてもらえる安心感は、何ものにも代えがたいものでしょう。
2 自分の楽しみごとを大事にし、気分転換を図る
 深刻な悩みごとがあると楽しみごとはおあずけという感じになりがちです。そうすると、ますます閉塞感が高まります。
 問題を解決するときに必要なのは「心の余裕」です。
 大変なときにも、少しでも自分の好きなことをやっていくようにしたい。
3 目標を下げる(再設定する)
 このくらいできるはずだと思っていても、叶いそうになかったら、その時の状況で適切に再設定してやっていかなければならない。それがプロの力量だと思うのです。
4 先のことより、今日の1日を考える
 悩んでいるときは「もっと悪くなりそう」と、悪い予想ばかりが立って、心配になり、どんどん疲れてしまいます。
 それより「先のことを考えてもしょうがない」と、あきらめるのが一つの極意と言えるでしょう。
 そして「今日が終われば、それでよし」と、毎日を終わらせるだけを目標にするというのが、私の最大のアドバイスです。
「これだけ大変な1日が終わった。ほんとよくやったよ」と、自分をほめるのです。
 いつも、その日、1日を終えることを目標にしていると、不思議と目標も低くおさえられ、しかも毎日の頑張りも見えてきたりします。
 私がもっとも活用し、実際に救われている考え方かもしれません。
(中 一夫:1960年鳥取生まれ、東京都公立中学校教師。仮説実験授業研究会会員)

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子どもがいやになり、子どもの言うことを聴くのが苦痛に感じます、どうすればよいのでしょうか

 教師は子どもを相手にする仕事であるため、とてもエネルギーが必要です。
 いろいろな行事や校務分掌の仕事が重なると、さらに大変です。おまけに、保護者との対応などにも精神的なエネルギーをとられてしまいます。
 ですから、教師であるためには、なによりも余裕が必要です。
 教師は自分に余裕(エネルギー)のない時は、子どもたちのペースに合わせられず、授業がうまくいかなくなり、イライラして、ついきつい口調になったり、全体を見通したり、見渡す力が弱くなるために学級がバラバラになったりします。
 余裕のない状態が続くと悪循環におちいってしまい、エネルギーを浪費して消耗しきってしまいます。
 いったんそうなると、以前は子どもたちのことが大好きだったのに、教室に行くことさえ苦痛に感じるようになったりします。
 そのことで、保護者から疑問の声が出てくるようになると、ますます追い込まれたように感じて自分を責めたり、子どもや保護者たちを責める気持ちが生じてきます。
 常に疲れやすく、イライラしやすいわけですが、その根底には憂うつな気分があります。
 自分のことで精一杯になっていて、何事もうわの空で集中できなくなっています。
 もともとイライラしやすいタイプの人にもよくありますが、真面目で不器用な、少し融通性に欠ける性格の人にも生じやすい状態です。
 一人で問題を抱かえこんでしまい、周囲の同僚教師がアドバイスしにくい雰囲気になっていることもあります。
 こうした状態が長く続く場合には、精神的な疲労による「抑うつ状態」が疑われます。
 こういう時は、自分自身へのエネルギー補給が必要です。
 問題解決に努めるために、管理職や同僚教師、家族に相談することは大切です。
 話を聴いてもらうだけでも、疲れた心が癒されることでしょう。
 懸命になればなるほど、悪循環におちいりやすく疲れをためてしまうこともあるので、時には仕事と距離をおくことをお勧めします。
 一人で静かに過ごしたり、学校とは全く関係のない人たちと趣味を楽しむことが有効です。
 いつもと違った新鮮な気持ちになり、ゆとりを取り戻すことができるかもしれません。
 そして、子どもたちの笑顔を見たり、成長に気づくことでエネルギーをもらえることが目標と考えてみましょう。
(
中島一憲:19562007年、1990年より東京都教職員互助会三楽病院勤務し部長、東京医科歯科大学教授を歴任した。精神科医師)

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教師が陥りやすい思考パターンと、ストレスで心身に悪影響を及ぼさないようにする具体的方法とは

 認知が偏り、うつに陥りやすい思考バターンというものがいくつかあります。その一つが
「〇〇すべきだ」
「〇〇すべきでない」
「〇〇でなければならない」
「〇〇であってはならない」
という考え方で「べき思考」と呼ばれています。
 教師は子どもを指導する職業なので、日頃からこうした「べき思考」に馴染んでいます。
 長年教職についていると、ある意味「職業人格」と言えるかもしれません。
「自分は教師だから、お手本にならなければならない」
「自分は教師だから、間違えてはならない」
「自分は教師だから、分からないことがあってはならない」
「自分は教師だから、子どもに弱い姿を見せられない」
 こうした思考にいつも縛られていると、理想通りにいかない場合に、過度に落ち込んだり、自分を責めたりしまいがちです。
「保護者にクレームを言われるなんて、教師として失格だ」
「子どもに聞かれたことに答えられなかった。教師として情けない」
 そんなふうに思ってしまうかもしれません。
 もちろん、多くの教師が職業への使命感や責任感、誇りを持っているからこそ、学校教育が成り立っています。
 一方で、そうした職業的思考が、教師自身を追い込む「もろ刃の剣」となってしまうのは皮肉なことです。
「教師たるもの、いい加減になってはいけない」のはその通りですが、いつも同じ「べき思考」で無理を重ねると、いつかポッキリと心が折れてしまうかもしれません。
 教師として生きるべきとき以外には、理想通りにいかない現実を見つつ「良()い、加減」に考えてもよいのではないでしょうか。
 思考のクセやこびりついた考えを止めるには、まずそのことに気づくこと、次に思考を入れ替えることです。
 生きていくうえで、ストレスはつきものです。問題が起こる場所は、自分の心身です。そこで、心身をケアすることが必要になります。
 陥りがちな勘違いが「ストレスの原因を何とかしなければならない」という発想です。
 例えば「ああいう態度がストレスだ」「こんなこと言われて頭にきた」という場合に、
「あの態度を改めてもらわねば」と考えてしまう人がいます。
 相手の態度が変わらなくても、ストレスマネジメントに取り組むことはできます。
 原因となったストレスがどこにあっても、自分自身をケアすることでしか、ストレスによる反応を緩和することはできないのです。
 ストレスで心身に悪影響を及ぼさないようにする具体的方法は、
1 マインドフルネス
 ストレスがたまるのは、いやなこと、つらいことを頭の中で繰り返し再生してしまうことによります。
 繰り返し再生してしまうのを止めるには
(1)
別の考えに置き換えること
(2)
今起こっていることだけに集中すること
 身体の感覚を感じることから始めてみましょう。呼吸に伴う体の感覚、動くときの筋肉の感覚など、ふだんは気づかない感覚を感じとり、観察することで、ストレスをため込む「負の思考」から離れることができます。
(
具体的な方法は「月曜日がつらい先生へ-不安が消えるストレスマネジメント」真金薫子著 時事通信 2018)参照してください)
2 趣味・スポーツに興じる
 好きなことに没頭すれば、その間、嫌なことやつらいことは忘れることができます。お勧めはスポーツです。手軽にできるものはウォーキングです。
 歌が好きならカラオケもよいでしょう。
 趣味がない人は、何か新しい習い事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
3 自然・動物と触れ合う
 自然には癒し効果があります。また、動物との触れ合うと、ストレス軽減や自尊感情向上などをもたらす力があります。
 植物の香りにはリラックスやリフレッシュの効果があります。緑茶も効果的です。
4 良質の睡眠を取る
 睡眠は疲労回復やストレス耐性が高まり、心身の健康を保つうえで非常に重要です。
 具体的には、朝必ず日光を浴びる。可能なら30分の昼寝。夕食は就寝の3時間前までに済ませ、ぬるめのお湯にのんびりと浸かる。
5 コラム法
 書く作業を通じて頭の中が整理されると同時に、異なる視点から物事を見直し、感情や考え方を見つめ直せる。
 読み返すうちに、自分の思考の癖に気づくかもしれません。
 例えば、自分がつらい思いをした出来事、その時の気分、考えたこと、別の考え、別の考えを書いた後の感情を書く。書き終えたら読み返す。
(
真金薫子:東京都教職員互助会三楽病院精神科部長、東京都教職員総合健康センター長、東京医科歯科大学臨床教授
)

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新採教師はなぜおいつめられるのか、どうすればよいのでしょうか

 どんな職業でも新人として勤めることは、右も左もわからない、とまどうことばかりである。
 まして教師が初年度から小学校の学級担任になると、他の教師と何ら変わらない仕事を4月から取り組むことになる。初めての人には、ほとんど暗中模索、試行錯誤である。
 何が問題で、どうすればよいのでしょうか。
1 学級の子どもたちとの関係
 中でも一番重要でかつ大変なのが、学級の子どもたちとの関係づくりだ。
 自分が生徒だった時代の学校体験では考えられないような難しい子どもや学級の状況に慣れない教師は、誰でも当初はとまどうのが当たり前になりつつある。
2 保護者との関係
 今の保護者は、学校はサービス機関、教師はサービス労働者、親は消費者という学校観を身につけている。
 学校(教師)にどのような苦情の言い方をしようと、言う自分の側は安全だという思い込みがある。
 また、親が子育てや生活でのストレスで、ついつい言い方に性急さや攻撃性が伴ってしまうこともある。
 保護者からの厳しいクレームは、子どもとの関係に比べると、若い教師にはきついものになっている。
 その攻撃性がエスカレートしたり、不安の声が親の間に広まったりすれば、いっそうきつい。
 教師は自分の中に「教師としての誇り」が保持できなければ難しい仕事である。他者からの何らかの肯定的評価があって確保されるものである。
 保護者から「あなたの力量が足りないからではないか」と指弾されるきつさは「教師としての誇り」を突き崩されるほどのきつさであろう。
 このような保護者との関係の難しさが、多くの新採教師を悩ましており、自己否定感にまで追い込まれる例がみられる。
 そこでは、子どもや保護者とのトラブルへの対応が長時間の労働になることと、自己否定や自責による「教師としての誇り」の喪失とが重なっている。
3 管理職・同僚教師との関係
 管理職の対応のあり方が大きい。
 自殺まで追い込まれるケースでは、校長や副校長などが「あなたが悪いからだ、あなたの責任だ、謝りなさい」と、ここぞとでもいうように責める側に回っているのである。
 管理職も含めた同僚教師の職場での関係が、教員評価制度の浸透もあって、子どもの学級集団がいじめの温床になっているのと同様、学校職場の教師関係が悪質化へ誘う力も強く働いている。
 職場の管理職や同僚が、同じ教師でありながら、新採教師をサポートするとは限らず、むしろ責める側に回って追い詰めて行くケースがある。
「指導」に名を借りたある種の「組織的パワー・ハラスメント」であり、じつに恐ろしい事態である。
4 新採教師の支えは職場の同僚か、学校外の仲間か
 職場の同僚教師が、クレームを言う保護者には、担任を一人にしない教師間の連携を確保することは、大事な知恵だと思う。
 学校外のサークルや組合、大学時代からの友人などが新採教師の支えとなる場合が多い。
 そこで、新採教師などがつまずいた状況を率直に出し合い「苦しいのは自分だけじゃない」と救われたり、自分の苦闘と悩みとを受け止めてもらったりする。
 職場で受けた「管理職や先輩教師からの叱責」が実は不合理なものと気がついて自責感から解放させられたり、他の人の経験に学んだり、対処への適切なアドバイスをもらったりする。
 そういう過程で「子どもに対する見方や対処」についても新たに広がった視野を持ったりする。
 あるいは、クレームを言う保護者について新しい理解も開けたりする。
5 教師をめぐる世論と政策の転換期
 これまで、教師に対する不信・不満がマスコミの基本になり、国民の不信・不満を追い風に「いいかげんな教師たちを、仕事の成果できちんと評価し、鍛え直す」というのが教師政策・改革の指向となってきた。
 しかし、こうした教師への改革は、教師を追い詰めるばかりで、教師の精神疾患を急増させ、過労死や自殺などの悲惨な状況を生んでいる。
 成果主義の教員評価制度の導入が、教師たちを苦しめ、学校職場を悪質化している。
 教師たちが精神的にも健康で、伸び伸びと力量を発揮し、成長することは、学校を子どもの成長を助け、見守る場になる大事な条件である。
 教師に対するマスコミの論調も、政策・改革の方向も
「ここまで苦しみ追い込まれている教師たちの状況を、何とか真っ当なものにしなければ」という指向へと転換する、まさにその時期だと思う。
(
久富善之:1946年生まれ、一橋大学名誉教授。専門は教育社会学、学校文化・教員文化論)


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「私は教師に向いていない、辞めるか」とばかり考えていた新任教師が、どのようにして教師の仕事を続けたいと思うようになったか

 A先生は、新任の小学校女性教師で、地方の小規模校(全学年が単学級)の4年生の担任になりました。
 幼いころから先生になることをめざしていたA先生は、理想に燃えて一人ひとりの子どもの個性を伸ばすことを目標に積極的に関わっていこうとしました。
 しかし、授業中に立ち歩いたり、突然大きな声で話し始めたりする多動傾向の子どもへの指導に手を焼いているうちに、周囲の子どものなかにもそれに同調して騒ぐ子も出てきました。
 多動傾向の子の保護者に協力を求めると「去年はそんなことはなかった。うちの子ばかりを問題視するのはおかしい」と批判された。
 昨年度は厳しい指導をするベテランの男性教師が担任をしていましたが、転勤し、十分な引き継ぎを受けることができなかったようです。
 他の保護者からは「きちんと授業を成立させてほしい」と強く要求されるようになってしまいました。
 A先生は真面目で責任感が強く、自分一人で問題を抱え込みがちなところがある。
 子どもたちにも「こうあるべきだ」と固定的な期待感を抱きがちで、どちらかというと柔軟な対応が苦手なタイプです。
 また、他人に頼まれると嫌とはいえない性格で、後で後悔することもよくあると言います。
 A先生からの次のような相談メールがありました。
「朝は気合い入れて出勤しますが、時間が経つにつれ、だんだん無気力になり、逃げたいという気持ちになってしまいます」
「他の先生に助けてもらっても、私一人になれば元通り。『私は教師に向いていない、辞めるか』と、気づいたらそればっかり考えています。すぐに涙が出てしまいます」
 私は、次のような返信をしました。
「多くの新任教師があたる壁ではないでしょうか。思うように子どもたちが動かないもどかしさや焦りなどから、理想と現実の落差でショックをうけているのでは」
「他の先生が入ると子どもたちが落ち着いているのは、A先生の前だから、自分たちの素顔を出しているとも考えられます」
「子どもたちはA先生に安心感を抱いて、ありのままを出しているとも言えます。子どもの成長には安心感が何よりも必要です」
「子どもの気持ちで学び合おう、一緒に遊ぼうという感じで接したら、少し変化が出るかもしれません」
「難しい子どもばかりでなく、しっかり頑張っている子、楽しそうにしている子にも目を向けてみたらどうでしょうか」
「いいとこ見つけの名人先生をめざしてみたら」
「すごくいい先生になろうとするのではなく、一緒にいて楽しい先生をめざしてみるのも一つの方法です」
「それと、周りの先生も忙しいでしょうが、相談されたり、頼られたりするのは嫌なものではない。信頼できる先輩や管理職にかたひじ張らずに相談してみてください」
「人と話すと、少し気持ちが楽になります。相談することは恥ずかしいことではないし、自分のためというよりも、子どもたちのためと思って相談してみてください」
「うまくいかなくて当たり前。そんな気持ちでやってみたらどうでしょう」
 A先生は「一人で無理にやってもどうにもならない」と開き直ってから、気持ちが少しずつ和らいでいったようです。
 A先生は同じような悩みを抱かえた新任の仲間や職場の先輩と、子どもへの対応について相談し合うようになりました。
 話を通じて自己理解が進み、自分が身にまといがちな固い殻にも気づき、もののとらえ方も少しずつ変わっていきました。
 反抗的な子どもも「心のどこかで変わりたいと願っている」と思えるようになり、以前に比べ、授業に行くのが苦痛でなくなったと言います。
 自信が100%回復したわけではありませんが「教師の仕事を続けたい」と思いはじめるようになっていきました。
(
新井 肇:1951年生まれ、埼玉県公立高校教師を経て、兵庫教育大学教授。カウンセリング心理学を基盤とした生徒指導実践の理論化、教師のストレスとメンタルサポート等を研究)

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課題のある子が気になる、明日の授業は大丈夫だろうかと考えて、夜なかなか眠れません、どうすればよいのでしょうか

 眠れないことが、病気の症状なのか、そうでないのかは、自分で判断することが難しい場合もあります。
 日中、気分の面も身体の面でも特に問題がなければ、病気とはいえません。
 ところが、日中も気分や体調に問題がある場合や、心配事が解決したり、身体的な病気が治癒したのに不眠が続く場合には、心の病気を疑うべきでしょう。
 ただし、実際の学校現場では、次々と心配事が起きるでしょうし、多忙も続いて一息つくことさえ困難かもしれません。
 常にストレス状態が慢性的に続いているわけですから、いつ心の病気になっても、おかしくない状態です。
 不眠症にはさまざまなタイプがあること、長引けば病気のサインであることを知っておくのがよいでしょう。
 次に不眠症の具体的な解決法について述べます。
 眠りやすくする方法
(1)
寝る前に熱すぎない風呂にゆったりつかり、血液の循環を良くして、身体をほどよく温めれば眠りやすくなります。
(2)
午前中に日光浴をする
 午前中に日を浴びると、脳内の睡眠物質の量が調整され、夜眠りやすくなります。
(3)
短時間の仮眠を取る
 短時間、軽く仮眠を取ると、その後、集中して活動できるため、夜、すっきりと眠れるでしょう。
(4)
楽観的な気持ちを持つ
「眠らなければ」と、強く考えれば考えるほど、意識がはっきりして、かえって眠りにくくなるのです。
 基本的に、不眠そのもののために死ぬことはありません。
「2,3日眠らなければ、その後は疲れ果てて眠れる」というような、眠りに対する楽観的な気持ちを持つことが眠るコツといえるでしょう。
 過労だけが原因であれば、いずれ夜も眠れるようになるものです。
(5)
気分転換を図る
 楽しい出来事を思い出すことで、気持ちがリラックスでき、眠りやすくなるということもあります。
 寝酒の量が増えることは好ましくありません。
 夜、眠れないという理由で、お酒を飲む人が少なくありません。
 確かに酔ってくれば寝つきは良くなるのですが、酔いが覚めてくれば脳も覚めて浅い眠りになり、目ざめやすくなります。
 ですから、寝酒の量が増えることは好ましくありません。アルコール依存症になる人もいます。
 睡眠薬は専門医の処方で
 不眠がある程度続き、昼間に眠気が強くなったり、集中力が低下してミスが増えるといった、日常生活や仕事上でも支障が出てきた場合には、治療的な対処が必要です。
 安全で副作用の少ない睡眠を助ける睡眠薬があります。
 睡眠薬に対する悪いイメージもありますが、一時的に合理的に使うのであれば、まず問題はありません。
 日常的に使うぶんには、効かなくなることがないため、中毒を起こすことはほとんどありません。
 ただし、睡眠薬を使うのであれば、専門の医師に相談して、自分の不眠のタイプに合った薬を処方してもらうことが、一番効率的です。
 そのうえで、決められた量をきちんと守るなど、正しい使い方をしてほしいと思います。
(
中島一憲:19562007年、1990年より東京都教職員互助会三楽病院勤務し部長、東京医科歯科大学教授を歴任した。精神科医師)

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教師が「辞めたい」という気持ちに追いつめられるものは何か

 教師の仕事の多忙化による疲労の蓄積に加え、子どもの問題行動の指導や、保護者からの苦情への対応で日常的なストレスにさらされた結果、「うつ状態」などに陥って病気休職となるケースが増加しています。
 実際、私の大学院で、長期派遣の現職教師236名を対象に学校現場での心の危機について、その原因を尋ねたところ、つぎのような結果になりました。(20092011年度)
1.
手に負えない子どもに振り回される   97
2.
職員間の共通理解や協力が得られず孤立 64
3.
保護者との人間関係 51
4.
管理職とのあつれき 43
5.
同僚とのトラブルやいじめ 33
6.
多忙     30
7.
他校への転任 14
8.
新任         10
9.
部活動の子ども・保護者とのあつれき 9
10.
望まない担任や分掌                9
 教師が仕事に対する無力感や無意味感、あるいは自己否定的になり「辞めたい」という思いに陥っていく背景には、何があるのでしょうか。つぎのようなことが考えられます。
 教師のパーソナリティ要因がある
 挫折や危機から抜け出すことを妨げる性格として
(1)
自己の信念や、やり方に固執して、柔軟性にかける
(2)
他者の期待に応えようとする
(3)
仕事が競争的で、目的達成志向が強く、他者に対して批判的、攻撃的になりやすい 
 自分は教師に向いていないのではないかという揺らぎ
(1)
子どもの指導や保護者対応などに対する自信の低下
(2)
教職適性感の低下
 職場の要因
(1)
仕事の多忙感
(2)
管理職との共通理解の不足や意見の対立による葛藤
(3)
同僚教師が協力的でない
 教師に「辞めたい」という気持ちを抱かせるものは、教師個人の性格というよりも、むしろ自分は教師に向いていないのではないかという揺らぎや職場の要因から生じるものが多いように見受けられます。
( 新井 肇:1951年生まれ、埼玉県公立高校教師を経て、兵庫教育大学教授。カウンセリング心理学を基盤とした生徒指導実践の理論化、教師のストレスとメンタルサポート等を研究)


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